家庭教師を検討されている方で、個人契約ってどうなの??どう見つけるの?そもそも個人契約って大丈夫なの?という疑問をお持ちではありませんか?
私は、算数が苦手な子専門のプロ家庭教師としてここ10年以上は個人契約だけで家庭教師をしており、家庭教師だけで生計を立てているプロの家庭教師です。
プロの家庭教師として今まで様々な家庭教師の派遣会社&個人契約で活動している家庭教師のHPを見てきた視点から、家庭教師の個人契約の見つけ方・メリット&デメリットについて書いていきます。
結論から言うと、我が子に合った家庭教師を探せる&家庭教師業者との高額な金銭トラブルを回避できるため、家庭教師は個人契約する方が効果も見込めますしリスクも少ないです。
個人契約の家庭教師の見つけ方
まず、家庭教師を個人契約で見つける方法について書いていきます。主に以下の2つです。
家庭教師のホームページ(HP)やブログをGoogle検索等で探す
私みたいに家庭教師専業で仕事をしているプロ家庭教師は、自身のHPやブログを持っていることが多いです。HPやブログには情報が多く載っているため、よく見たうえで我が子に合いそうかどうかを判断して家庭教師の依頼をすることができるのが最大のメリットです。
家庭教師の個人のHPを探す際は少し検索ワードの工夫が必要です。
ただ単に「家庭教師」と検索すると、多額の広告費(授業料に上乗せされる)を払っている業者が検索ページの最初に出てくることがほとんどです。そのため、検索するときは以下のようなワードで調べることをお勧めします。
「中学受験 算数 家庭教師 個人契約」
「大学受験 英語 家庭教師 個人契約」
一番大事なポイントは「個人契約」という言葉を入れることです。それと、目的(〇〇受験とか)と教科(算数とか英語とか)を指定した方がいいです。
ちなみに私は「中学受験の算数が苦手な子専門の家庭教師」なので、ご興味ある方は↓をクリックしてください!
検索した際に最初に出てくる2,3個くらいのサイトしか見ないという人も多いと思いますが、2,3ページ、場合によってはもっと多くのページを見ることによって様々な家庭教師のHPを見つけることができます。
色々な家庭教師のHPを見て、自分に合いそうだなという家庭教師を探すことができます。
ただし、HPを作っているのは家庭教師で生計を立てているプロがほとんどです。大学生はあまりいません。
大学生の家庭教師を見つける際は、下記の方法が良いでしょう。
家庭教師の個人契約の掲示板サイトを利用する
家庭教師の個人契約の掲示板を運営している業者を利用するという方法があります。
数多くの家庭教師(学生もプロも)が登録しており、学歴や指導歴や住所などからご家庭が気になる家庭教師を選択できる掲示板です。ご家庭側から条件を提示し、それに合う家庭教師を募集するということもできます。
利用料金として、家庭教師を一人紹介するごとに〇〇円を業者に払うというシステムです(大体1万円以内)。家庭教師を紹介された後は、直接その家庭教師とのやり取りとなります。紹介後は業者は一切介入してこず、ご家庭側が支払う授業料はすべて家庭教師に渡ります。
誰でも気軽に家庭教師として登録できることと授業料が業者にとられないことから、登録している家庭教師の数はかなり多い印象です。
学生もプロも、多くの家庭教師が業者にも登録しながら個人契約もしていると思われます。
家庭教師の個人契約の掲示板の見つけ方は「家庭教師 個人契約 掲示板」と検索すればOKです。
いくつかサイトが出てくるので、料金等を見て納得できるところを使ってください。
特にご希望がなければ下記外部サイトを見てみてください。私も利用することがあります。
自分で家庭教師を選ぶ、または、家庭教師側からの応募を待つということができます。
ちなみに、家庭教師の派遣業者と掲示板の業者の違いは以下の通りです。
・掲示板の業者は、紹介料を払ったあとは直接家庭教師とのやりとりになり、業者は一切関与しない。家庭教師の授業料は、すべて家庭教師の取り分となる。
・家庭教師の派遣業者は、家庭教師を派遣した後は業者は一切関与しない(これは掲示板の業者と残念ながら同じ)。ただし、家庭教師の授業料の半分近くは業者に永遠に流れる。
もし、家庭教師を派遣した後も業者が関与してきますという場合は、どのくらいの頻度か?どのようなことに関与してくるのか?を具体的に聞いておいた方がいいです。
家庭教師を個人契約するメリット
家庭教師を個人契約するメリットは多くあります。
・家庭教師がより責任感を持って指導する
・HPやブログを持っている家庭教師の場合、業者を通してくる家庭教師より質が高いことが多い
・自分に合った家庭教師が見つけられる
・料金が比較的抑えられる
以下、順に一つずつ見ていきます。
家庭教師がより責任感を持って指導する
業者を通す場合、家庭教師・ご家庭・業者の関係性というのは「家庭教師⇔業者、ご家庭⇔業者」というように、いずれも業者経由で繋がっているものです。一方個人契約であれば「家庭教師⇔ご家庭」という関係性になります。
家庭教師側からすると、業者を通して依頼してきた場合は「〇〇という業者を頼って依頼したご家庭」という認識で、個人契約をした場合は「自分自身を頼って依頼してくれたご家庭」という認識になります。
もちろん、どちらであっても精一杯に指導するというのが当然なのですが、人間ですからこういった気持ちを抱いてしまうのは避けられません。後者の方が「なんとかしなければ」という責任感が発生することが一般論として考えられます。
自分自身を頼ってくれた、というのは単純に嬉しいことでもありますね!
HPやブログを作りこんでいる家庭教師の場合、業者を通してくる家庭教師より質が高いことが多い
家庭教師としてのHPやブログを作りこんでいる家庭教師の方が、質が高いことが多いと思っています。なぜなら、業者を通しての家庭教師は全く経験なしでもできますが、HPやブログを作りこむ場合、多数のご家庭との関わり・指導経験がないと難しいと感じるからです。
私自身、このHPをがっつりと作りこんでいますが、なかなか大変な作業です。
以下の算数の解説を書いているページでは、今までの多数の指導経験を通して、生徒の躓きやすい点を踏まえて書いたりもしています。
また、HPやブログをがっつり作りこんでいる人は家庭教師への情熱がそれなりに高い人だと思います。
自分に合った家庭教師が見つけられる
業者を通した場合はどんな家庭教師が来るか全く分からないですが、個人契約の場合は事前にある程度わかります。
「年齢性別」「学歴」や「〇〇校の合格実績」や「指導歴〇年以上」などの条件は、業者を通しても要望できるところが多いと思いますが、それ以上の情報は事前にわかりません。
上記「個人契約の家庭教師の見つけ方」で記した方法で探す場合、HPやブログがある場合はもちろん、個人契約の掲示板だけでもある程度の情報がわかります。
文章の書き方だったり内容なりで、同じ条件(学歴などの)でもなんとなく合うとかなんとなく合わないという判断ができます。
人間と人間なので、なんとなく合う・なんとなく合わないということって多いと思うんですよね。そういうことが事前に確認できるのも個人契約の大きなメリットだと思います。
料金が比較的抑えられる
授業料金を比較的抑えられるということも個人契約のメリットです。言い方を変えると、ご家庭が払う授業料がそのまま家庭教師に渡るということ、無意味に業者に搾取されないということです。
家庭教師の派遣業者を通すと、ご家庭が払っている授業料の大体半分くらいしか家庭教師に渡っていません。派遣業者がその分の何かをしてくれていればいいかもしれませんが、派遣業者は家庭教師に丸投げというのが実情です。周りに家庭教師をしていたという人がいたら、聞いてみてもらえたら事実だと確認できると思います。
ちなみに私が派遣業者にしてもらった最大のことは、過去問のコピーを郵送してもらったことと、塾のテキストのコピーを郵送してもらったことです。これでもすごくいい業者だったと思います。他の業者は何一つ、本当に何一つ何もしてくれません。
ちなみに指導に関してのアドバイスは一切ありません。
業者はほとんど何もしてくれないのに、授業ごとに毎回多額のマージンが発生することが避けられるのは、精神的にも大きなメリットだと思います。
家庭教師を個人契約するデメリット
一般的に、家庭教師を個人契約するデメリットとして以下の3つが挙げられます。
・自分で探さなければならない
・講師の質が担保されていない
・トラブルが起きたら直接家庭教師と対応しないといけない
自分で探さなければならない
家庭教師を個人契約する最大のデメリットは、自分で探さなければならないということです。Google検索したり、家庭教師の掲示板から家庭教師を探すという作業が必要です。
家庭教師業者に頼むより手間がかかりますので、そこが大きなデメリットだと思います。
講師の質が担保されていない
これは多くの家庭教師の派遣会社が指摘しているものです。家庭教師の派遣会社としては、個人契約へ流れる人が増えると経営的に大変(先日もそれなりに大きな家庭教師業者が倒産してニュースになっていました。)なので、こういう記事を書いてる状態だと思われます。
確かに家庭教師の掲示板は誰でも登録できるため、講師の質は担保されていません。ですが、派遣業者を通しても残念ながら講師の質は担保されていません。
家庭教師のアルバイトをした経験がある人にはわかると思うのですが、家庭教師になるには学生証または大学の卒業証書を持っていき、「家庭教師やりたいっす!」と言えば家庭教師になれてしまいます。
大学生の時に家庭教師をした経験がある方が周りにいれば聞いてみてください。学歴にもよるかもしれませんが、家庭教師として登録する際にテストもあったりなかったりで、テストがあったとしても簡単なものでした。プロ家庭教師も同じです。
個人契約でも業者を通してでも変わらないですが、もし指導力に不安がある家庭教師と契約してしまった場合はすぐに先生を変えましょう。
トラブルが起きたら直接家庭教師と対応しないといけない
トラブルが起きた場合、直接家庭教師と対応しなければなりません。
そこで、トラブルを回避するために以下の「家庭教師を個人契約する際の注意点」をご覧ください。
これを実践しておけば、もし個人契約でトラブルが起こったとしても、業者とのトラブルよりも対応しやすいものしか残らないと思います。
家庭教師を個人契約する際の注意点
家庭教師を個人契約する際の注意点が3つあります。
・身元を確認する
・前払いしない
・金銭面は全てはっきりと確認しておく
順に見ていきます。
身元を確認する
業者を通さない場合は学歴を詐称することができます。すぐばれるので学歴詐称をしない人がほとんどだとは思いますが、世の中にはいろんな人がいるため確認した方が無難です。
学生なら学生証を確認する、社会人なら大学の卒業証書か卒業証明書を確認する、これを最初の授業や面談の際にご家庭側でした方がよいです。
前払いをしない
授業料は前払いをしない方がいいです。トラブルの元になるからです。
前払いしたのに授業をしてくれないor連絡が取れないとなるとやっかいです。
もし「私は超人気家庭教師です。一年分を前払いしないと予定を確保するのが難しいかもしれません」みたいなことを言っている場合は、どんなにいいなと思ってもその家庭教師はやめましょう!
実際にこういうことで被害にあったご家庭がいくつかあったみたいで、10年くらい前にネットでそういう被害者の注意喚起をよく見た記憶があります。
金銭面は全てはっきりと確認しておく
一般的に確認しておいた方がいい項目は以下の通りです。
・入会金:個人契約の場合は取らない人の方が多い。
・授業料:1時間いくらか?事前に休みの連絡をしていた場合、直前に休んだ場合、授業料は発生するのか?
・交通費(オンラインではない場合):往復いくらか? ※交通費も前払いはしない方がいいです。
・退会金:やめる時はいつまでに連絡すればいいか?その際は料金がかかるのか?
・その他:上記以外にかかる金額があるのか?
このことは契約書なりメールなりで文面に残しておいた方がいいです。
私の場合はメールのみです。契約書は作ったことがありません。
ご家庭に話を伺う限り、個人契約で契約書を書いていたという話は聞いたことがありません。また、トラブルも聞いたことはありません。
ちなみに私の場合は料金に関する情報は以下のページにもまとめています。
家庭教師の派遣業者を通すメリット
家庭教師の派遣業者を通すメリットは以下の2つです。
・身元を確認してくれる
・自分で家庭教師を探す必要がない
身元を確認してくれる
個人契約の場合は、自分で学歴などの確認を行わなければなりません。
業者から派遣されてくる人は、既に学歴などの確認を行ってくれています。これが業者を通す最大のメリットだと思います。
自分で家庭教師を探す必要がない
自分で家庭教師を探すというのは、家庭教師業者を探すことに比べてやや手間がかかってしまいます。
家庭教師を探す時間が取れないという方にとってメリットとなります。
業者を通して依頼がある場合、主に以下の2通りの方法で家庭教師に連絡がきます。
1.業者から個別に連絡が来る
2.登録している家庭教師に一斉に連絡が来て、引き受けたい人が業者に連絡する
2であれば個人契約の掲示板と変わらないので、事前に確認できる場合は業者に直接聞いてみるのがいいでしょう。
家庭教師の派遣業者を通すデメリット
家庭教師の派遣業者を通すデメリットは3つあります。
・授業料が割高になる
・多額の前払いをしたのに倒産
・高額教材トラブル
授業料が割高になる
一番イメージがつきやすいのが、個人契約と比べて授業料が高くなるということです。
個人契約・家庭教師派遣業者へ登録、この両方をしている先生は今のネットが発達した時代相当多いと思われます。
同じ先生でも業者を通すだけで割高になってしまうのが一番わかりやすいデメリットです。
多額の前払いをしたのに倒産
2026年2月、大手?なのかはわからないですが、広告しまくってたなぁーという印象の家庭教師の派遣業者が倒産しました。
参考(TBS NEWS DIG):前払いした136万円の授業料は返ってくるの?
ネットで見る限り信頼できそうな業者で、志望校対策などのページもがっつりと作りこんでいました。そして、家庭教師業者の中でもかなり大手なのでは?と思うようなところが倒産してしまいました。
X(旧ツイッター)やYahooニュースでも結構騒がれており、家庭教師業者を介するリスクが取り沙汰されました。
ネットが発達し、家庭教師で派遣業者を通す必要の低さが浸透してきたこともあり、今後ますますこういうリスクが増えると思います。
家庭教師業者を通したいけど倒産リスクは避けたいという場合、とりあえず行政処分を受けていないかの確認として「<家庭教師の会社名> 消費者庁」と検索しておきましょう。これで検索していたら、今回の場合は回避できたかもしれません。
高額教材トラブル
授業料金を安くして高額な教材販売で利益を得ている会社がありトラブルになることがあります。
会社名はここでは書きませんが怪しいと思った場合は「<家庭教師の会社名> 教材販売」と調べてみてください。
高額な教材を販売している会社は避けましょう。
参考(日本広告審査機構):高額な教材費が指導終了後も残る!?
参考(特定商取引法ガイド):教材のクーリングオフは可能?
家庭教師の業者と契約する際の注意点
家庭教師の業者と契約する際の注意点は2つです。
・体験授業の先生が、実際に教えてくれる先生か確認する
・契約書の内容を正確に把握してから契約する
体験授業の先生が、実際に教えてくれる先生か確認する
これは完全に業者によって変わってきます。体験授業の先生が実際に指導する先生である場合が多いと思いますが、体験授業の先生と実際に教えてくれる先生が違う場合もあるため注意が必要です。
体験授業すごくよかった!→契約→指導する先生は別の先生!、ということにならないように注意しましょう。
契約書の内容をすべて把握する
契約書の内容がすべてとなるので、細かい文字で書いてあったとしても必ずすべて確認しましょう。
少なくとも高額教材のトラブルはこれで防げるはずです。
契約書の内容を詳細に把握していなかったために起きたトラブルとしては、解約時のトラブルもあります。
参考(特定商取引法ガイド):乱暴な口ぶりですぐにでも退会したいが、請求金額が高すぎる
面倒なことに巻き込まれないためにも、契約書の内容は必ず全て正確に把握しましょう。
まとめ
家庭教師を個人契約で探す方法としては、主に「家庭教師のHPやブログを検索して探す方法」と「掲示板サイトを利用する方法」の2つがあります。
個人契約の最大のメリットは、HPやブログを探せば質が高い家庭教師がいること・料金が比較的抑えられること・自分に合った家庭教師を事前にある程度見極められることです。一方で、自分で探す手間がかかる点や身元確認を自分で行う必要がある点には注意が必要です。
家庭教師の派遣業者を通す場合は、家庭教師探しの手間が省けることや身元確認がされている点が最大のメリットですが、授業料が割高になることや業者によっては多額の金銭トラブルのリスクがある点も理解しておく必要があります。
個人契約であれば、身分証を自ら提示してくれる家庭教師が多いです。家庭教師を探す手間を惜しまない場合、我が子に合った家庭教師を要望する場合、個人契約を検討することを強くお勧めします。


