今回も中学受験算数の比の問題を解説していきましょう。
中学受験の肝である「比」の第3回目です。
今回はマルイチ算について見ていきます。
このページを理解するのに必要な知識
- 比の基本知識(比:第1回 比とは何か参照)
導入
ドク
今日はマルイチ算じゃ
さとし
知らんね
ドク
マルイチというのは①のことじゃ
さとし
あ、見たことある。よく分かんないやつだね。でもそれと比って関係あるの?
ドク
そうなんじゃ。それを今から見ていくぞい
比は実際の数字とは限らない
ドク
まず確認しておくことは、比は実際の数字とは限らないということじゃ
さとし
なんかよく分かんないや
ドク
比の第1回で男女の比を求めたじゃろ?男子12人で女子15人の時の男女の比じゃ
さとし
やったね。12:15だけど簡単にして4:5だったね
ドク
そうじゃ。その4とか5っていう数字は実際の人数かのぅ?
さとし
4人でも5人でもないね。実際の数字じゃないってそういうことか
ドク
そういう時に④人、⑤人と○を使って表してあげるのじゃ。男女比が4:5という時は男子が④人、女子が⑤人ということじゃな
さとし
ふ~ん、で、それがどうしたの?
○を使う理由
ドク
○を使って表現する理由はミスを防ぐためじゃ
さとし
ミス?
ドク
そうじゃ。○を使うことで実際の数字とは限らないということを表しているわけじゃな?
さとし
そうだね
ドク
○で囲まんと、式を書いてると途中で比の数字だったのか、実際の数字なのか分からなくなってしまうじゃろ?
さとし
そうかも。なるほどね。だから○で囲んだ数字を使うんだね
ドク
それに、○を使えば男は④人と書けるからのぅ
さとし
そうだね。男4人て書いたら間違いだもんね
ドク
○を使うと便利じゃろ
さとし
でも分かりづらいよ
ドク
最初は分かりづらいかもしれんが慣れてくると便利になるぞい
さとし
ふーん
ドク
ということでマルイチ算の練習じゃ
さとし
がーん
ドク
じゃが今日は疲れたので、また次回じゃ
さとし
・・・
ドク
さらばじゃ
まとめ
比の数字を①などで表すことでミスが防げますし、上の例で言うと男子は④人などと単位をつけて表すことができます。
単位をつけることができることによって理解も深まります。
ドク
次回はマルイチ算の足し算・引き算についてみていきます