比:第6回 比例配分の考え方・解き方

今回も中学受験算数の比の問題を解説していきましょう。
中学受験の肝である「比」の第6回目です。

今回は比例配分の考え方・解き方について見ていきます。

このページを理解するのに必要な知識

導入

ドク
今日は比例配分について見ていくぞい
さとし
またよく分からないことをいうね
ドク
前回までのマルイチ算の考えを使って解くのじゃ
さとし
今日は遊びたい気分だよ
ドク
では問題じゃ
さとし
はぁ

問題

1500円をたかし君、さとし君の2人で2:3に分けるとき、さとし君の取り分はいくらでしょうか?

ドク
まず自分で解いてみてください。前回の知識で一応解けるはずです。解けたら回答からご覧下さい

回答

1500÷(2+3)×3=900円が答えとなります。
式としてはたったこれだけですが、なぜこういう式になるのか詳しくみていきましょう。

解説

さとし
うーん
ドク
まず、○を使って考えるんじゃ。たかし君、さとし君はそれぞれ何円になるんじゃ?
さとし
たかし君は②円、さとし君は③円だね
ドク
合わせたら○何円じゃ?
さとし
そっか、合わせたら②+③=⑤円だ。これが1500円なんだ
ドク
そうじゃそうじゃ
さとし
⑤=1500円でしょ。・・・で、こっからどうすんの?
ドク
○を使う問題ではまず①を出すんじゃ
さとし
①かぁ。どうやって出すんだろう
ドク
①と⑤はどういう関係じゃ?
さとし
⑤は①を5倍したものだね。あ、⑤を5で割ってあげると①になるよ
ドク
そうじゃ。⑤を5で割ったものが①じゃのぅ
さとし
⑤=1500円だから、①は1500÷5=300円だね
ドク
その通りじゃ
さとし
で、さとし君は③円だから、①の3倍だ
ドク
うんうん
さとし
だから300×3=900円だ!
ドク
正解じゃ
さとし
○を使うと簡単だね

まとめ

今回のように、たかし君、さとし君の2人で2:3でお金を分ける、と比が書いてあったら、まず
たかし君:②円、さとし君:③円と
○で囲んだ数字を使って単位をつけて表すと分かりやすくなります。
実践してみましょう。

ドク
次回は連比について見ていきます