今回から中学受験算数の売買算の問題を解説していきましょう。
売買算の第1回目です。
今回は、売買算の問題を解くのに必要となる知識について見ていきます。原価とか定価の意味です。小学生が普段馴染みがない言葉なので、売買算の単元ではまずしっかりと言葉の意味を身につけましょう。
意味を把握しないまま「原価×(1+利益率)=定価」なんて覚えても意味がありません。ほんのちょっとだけ問題文を変えただけで、お手上げ状態になります。このページで売買算で教える・身につけるべき知識について確認してください。
導入
商売とはこんな感じ
売買算で必要な知識
1.原価・仕入れ値
まず、最初さとし君は30円ではるかちゃんからジュースを買いました。
これが無ければまるおに売ることもできませんでしたね。
この30円のことを「原価」もしくは「仕入れ値」といいます。
原価も仕入れ値も同じ意味です。
2.売り値
さとし君は最後に100円でまるおにジュースを売りました。
この100円というのが「売り値」です。
実際に売った値段という意味です。
3.定価
最初さとし君は、まるおに10万円で売ろうとしていました。
この10万円が「定価」です。
最初に決めた値段のことを「定価」といいます。
4.利益
さとし君は今回、100-30=70円もうかりました。
この70円を「利益」といいます。
もうかった金額のことですね。
5.損失
今回は出てきませんでしたが利益の反対です。
もし、まるおが20円でジュースを買っていたらどうなっていたでしょうか?
30円をはるかちゃんに払って、20円をまるおからもらう。
10円減ってしまいます。損しちゃいますね。
これを「損失」といいます。この例では10円の「損失」です。
6.値引き
最初10万円で売ろうとしていたのですが、結局は100円で売ることになりました。
この金額の差、つまり10万-100=9万9900円が「値引き」した金額です。
今回は定価から9万9900円「値引き」して売った、ということになります。
まとめ
用語の意味をしっかり覚えましょう。
用語の意味をしっかりと覚えれば、売買算で新しく習うことは実は何もないんです。
用語の意味をしっかり覚えても、売買算がよくわからないと言う場合は
割合・マルイチ算の基礎が固まっていないと思うのでしっかりと復習しましょう。
なので、いったんここで売買算終えて次の分野にうつります。
(いずれまた書きます)
コメント
第13回ぐらいまで書いてください
12回くらいまででご勘弁を!
面白いです。ニュートン算も載せてください
ありがとうございます!
気が向くまでお待ちください。。。
10万円で売れたら99970円の利益かぁ。転売ヤーみたい。売買損益というより転売算の方がしっくりきますね。
いえ、しっくりはこないです笑