中学受験算数のつるかめ算(鶴亀算)の問題をわかりやすく解説していきましょう。今回は3つの数のつるかめ算の解き方・考え方です。3つも数があると解くのが大変なので、工夫して2つの数にして考えることがポイントです。それでは問題を見ていきましょう。
※他のつるかめ算の問題&解説はつるかめ算のまとめページをご覧下さい。
3つの数のつるかめ算の問題
解説
10円玉、50円玉、100円玉が合わせて23枚あり、合計金額は1180円です。10円玉の枚数と50円玉の枚数が等しいとき、それぞれ何枚ずつありますか?
<問題(置き換え後)>
30円玉、100円玉が合わせて23枚あり、合計金額は1180円です。それぞれ何枚ずつありますか?
ちなみに式としては以下の通りです。
23×100=2300
2300-1180=1120
1120÷(100-30)=16・・・30円玉の数
23-16=7・・・100円玉の数
10円玉:8枚、50円玉:8枚、100円玉:7枚、
補足
今回のポイントは10円玉と50円玉という2種類の硬貨を、1種類の硬貨に置きなおして考えるということです。1種類にするということは平均するということです。具体例を挙げてみます。
→全部で2枚で60円
→つまり、30円硬貨が2枚ある
例2)10円玉:2枚、50円玉:2枚
→全部で4枚で120円
→つまり、30円硬貨が4枚ある
例3)10円玉:3枚、50円玉:3枚
→全部で6枚で180円
→つまり、30円硬貨が6枚ある
以上のように全て30円硬貨が〇〇枚あるというように考えることで、10円玉・50円玉の2種類から30円玉という1種類に置き換えることができるのです。
ちなみに、10円玉と50円玉の枚数の比が2:1という条件であれば以下のように考えます。
→全部で3枚で70円
→つまり、円硬貨が3枚ある
例2)10円玉:4枚、50円玉:2枚
→全部で6枚で140円
→つまり、円硬貨が6枚ある
例3)10円玉:6枚、50円玉:3枚
→全部で9枚で210円
→つまり、円硬貨が9枚ある
以上のように全て円硬貨が〇〇枚あるというように考えることで、10円玉・50円玉の2種類から円玉という1種類に置き換えられます。
まとめ
3つ以上の数のつるかめ算の問題は、2つの数のつるかめ算に置き換えて考えましょう。分数が出てくることもよくありますが、あとは慣れです。しっかりと練習を重ねましょう。