中学受験算数の多角形の性質の問題を解説していきましょう。
多角形の性質の第2回目です。
今回は多角形の内角の和の求め方について見ていきます。
※解説の目次ページは「基礎問題解説一覧」をクリックしてください。「多角形の性質」の目次もそこにあります。
このページを理解するのに必要な知識
特になし。
導入
ドク
今回は内角の和の求め方じゃ
さとし
公式があるんだよね
ドク
おぉそうじゃ。よく知っとるのぉ
さとし
塾で習ったからね
ドク
よろしい。ではどんな公式じゃ?
さとし
それは忘れたよ
ドク
・・・では公式について見ていくぞい
多角形の内角の和の公式
ドク
公式は次の通りですじゃ
<N角形の内角の和の公式>
(N-2)×180
(N-2)×180
さとし
これだけ?
ドク
たったこれだけじゃ
さとし
じゃあ何か問題を解いてみよう
問題
8角形の内角の和を求めなさい
問題の回答
公式に当てはめて、(8-2)×180=1080
答えは1080°です。
さとし
終わりだね。お疲れさまでした
ドク
待つのじゃ
さとし
ぬっ
ドク
丸暗記だとまたすぐ忘れるじゃろ
さとし
かもね
ドク
だから公式の意味を理解するのじゃ
さとし
ちっ
ドク
では公式の意味についてじゃ
内角の和の公式の意味
おさらい
<N角形の内角の和の公式>
(N-2)×180
(N-2)×180
ドク
公式の「N-2」というのは、多角形の中にできる三角形の個数のことじゃ
さとし
多角形の中にできる三角形?
ドク
例えば四角形じゃと下の図のように
ドク
4-2=2個、三角形が作れる
さとし
ほーほー
ドク
同じように五角形じゃと
ドク
三角形は5-2=3個作れるのじゃ
さとし
なるほどね
ドク
おまけで最後に八角形じゃ
さとし
6個あるね。8-2だ
ドク
そうじゃ、このように「N-2」は三角形の個数を表すのじゃ
さとし
りょーかいです!で、「×180」は?
ドク
三角形の内角の和は何度じゃ?
さとし
180度だよ
ドク
「N-2」が三角形の個数じゃから
さとし
そっか、1個180°だから、かけてあげるってことだね
ドク
そういうことじゃ
さとし
では今度こそ、さいなら~
まとめ
多角形の内角の和の公式「(N-2)×180」を覚えましょう。
対角線の公式と混同する子が多いですが、そうならないように意味をしっかりと理解しましょう。