今回も中学受験算数の時計算の問題を解説していきましょう。
時計算の第3回目です。
今回は時計算の基本的な考え方・解き方(時刻から角度を求める問題)について見ていきます。
導入
ドク
さて、今回は時刻から角度を求める問題じゃ
さとし
前回の逆だね
ドク
そうじゃ。じゃからどうってことない問題じゃ。早速解くのじゃ
例題
1時30分の時の、長針と短針が作る大きいほうの角度を求めなさい。
解説
さとし
どうやんの?
ドク
考え方は前回と変わらないんじゃ。前回やった考え方は覚えておるかの?
さとし
前回は確か、最初にスタート地点の図を描いたね
ドク
うんそうじゃそうじゃ。時計算ではまずスタート地点の図を描くのじゃ
さとし
こんな感じだね
ドク
よろしい
さとし
次は最初の2人の距離を考えるんだった。間隔が1つだから最初の2人の距離は30度だね
ドク
その調子じゃ
さとし
その次は、1分で距離がどう変わるかだね。1分で6度-0.5度=5.5度だ
ドク
1分で5.5度ずつ縮まるのか、離れていくのか、どっちじゃのぅ?
さとし
うーん、2人の進行方向を描いてみよう
さとし
短針の方が前にいて、それに長針が近づいていくんだね。短針遅いもんね
ドク
そうじゃ。ということは1分で5.5度ずつ縮まるんじゃ
さとし
問題は1時30分の角度を聞いてるんだね。だからスタートから30分後にどうなってるかを考えればいいから
ドク
ほぅほぅ
さとし
30×5.5=165度縮まるんだ
ドク
うんうん
さとし
あれ、でも最初30度しか離れてなかったよね
ドク
そうじゃ。ということは?
さとし
ということは、長針はまず30度の差をなくして、そこから165-30=135度リードを奪ったんだ!
ドク
ほほーよくわかったのぅ小坊主
さとし
ということで答えは135度であります
ドク
ほぉっほぉっほぉ。残念でした。ぶっぶー
さとし
なんだって!クソじじぃめ
ドク
問題は何を聞いてるんじゃ?
さとし
えっと、あ、大きいほうの角度って書いてある
ドク
そうじゃ。つまり下の図の赤い所の角度を求めねばならんのじゃ
さとし
じゃあ360-135=225度が答えなんだね
ドク
そうじゃ。225度が答えじゃ
さとし
せっかく調子よかったのに。こんなことで間違えるなんて。ドクが最低な人間だってこと忘れてたよ
ドク
・・・問題は最後までしっかり読まなくてはいけないということじゃ。わかったかいのぅ?
さとし
ほいほーい
まとめ
考え方は前回と何も変わりません。
何を聞かれているのか、ちゃんと問題を読んで答えましょう。
ドク
次回は、平均算について見ていきます