新予習シリーズ算数5年上 第1回倍数と約数の利用 練習問題のポイント

予習シリーズ(2022年度改訂版)5年上第1回の倍数と約数の利用です。

ここでは練習問題についてポイントを見ていきます。
基本問題を解いている前提です。

<大問1>

(1)どのレベルの子でも、この問題は絶対に解けるようにしておきましょう。ベン図の練習です。

(2)問題文を「48で割り切れるが18では割り切れない」と読み替えられたらOKです。3つのベン図を描いて解いても大丈夫です。めんどくさいけど。

<大問2>

(1)基本問題の大問4と同じです。表現の方法が異なるだけです。
「5をたすと8でわり切れ」→「8の倍数ー5」または「8の倍数+3」です。

このことにパッと気づかない場合でも、書き出してみることで気づく可能性が高まります。書き出しって大事です。

(2)最初の数である19から72ずつ増えていくので、72の倍数+19となります。

<大問3>

(1)基本問題の大問2の応用です。ここでは公約数について学びましょう。公約数については公約数とは?公約数の簡単な求め方をご覧下さい。

(2)解きづらいですね。ただ、例えば1人のとき、2人のとき、3人のとき・・・って当てはめたらすぐ終わります。あっけなくすぐに出ます。

小学校の勉強だけで解ける問題なので、これはどのレベルの子でも初見で解けて欲しいです。

なんでもかんでも↓のように

先生
この問題はこの公式を使って解くんだよ。さぁ数字を当てはめよう!

まるお
おー!当てはめこそ算数じゃー!

なんていう授業を受けていたらこの問題は早々にあきらめてしまうでしょう。こういう学習はもうやめましょう。算数の勉強法についてはこちらをご覧下さい。

地道も立派な解き方です。なんとしても答えを出すという姿勢が大事です。
ただ、地道以外の解き方も学びましょう。

<大問4>

(1)7本ずつだと12たばできる、という表現に注目できればあとは地道でもなんでも解けるでしょう。

比較的解きやすい問題ですが、文章が少しイメージしづらいかもしれません。

(2)基本問題大問4の、数字を3つにしたバージョンです。練習問題2(2)ができていれば自力で解けて欲しいです。

<大問5>

まず、文章が分かりづらいですね。。。解答から察するに、Aは動かし始めて35秒後に1枚目が印刷され終わるということらしいです。

「1枚印刷するのに35秒かかる」のか「35秒ごとに印刷&印刷にかかる時間は0秒」なのか、どっちなんだろ?文章的には後者かな?でもそれだと、動かし始めの時に印刷するかどうか書いてないから解けない。ということは前者なのか?謎だ。

よく分からないので、塾の先生に聞いて下さい!(こんなこと気になるのは私だけかもしれんが・・・。しかも以前は気にならなかったのに。なぜだろうかしら)

(1)文章の意味さえ把握できれば大丈夫でしょう。

(2)基本問題3と同じく周期を考えます。ただ、その後は手が止まりそう。これも地道に書きだせば解けます。

<大問6>

(1)基本問題3(1)と同じです。全く分からない時は原因を探りましょう。

(2)難しくて手が出ない子が多いと思いますが、こんなん地道に書けばいいんです。ただし、周期を活かしましょう。

周期を活かさないで地道に書いているときは、適当な所で止めてあげましょう。

<まとめ>
地道で解ける問題が非常に多いです。今の力でできることはしましょう。

地道で正解できた問題も、解説は確認しましょう。自分よりもっといい解き方・考え方があるかもしれません。