今回から中学受験算数の通過算の問題を解説していきましょう。
通過算の第1回目です。
今回は、通過算では必須となる時速と秒速の変換方法について見ていきます。
(目次はこちら)
このページを理解するのに必要な知識
導入
ドク
今回から通過算というものについてみていくぞぃ
さとし
通過算?
ドク
通過算については次回詳しく見ていくとして、今回は時速と秒速を変換する方法を学ぶのじゃ
さとし
別にそれくらいできるけど?
ドク
では問題じゃ
問題
時速36kmは秒速何mですか?
解説
さとし
これくらい簡単だね
ドク
ほーほー
さとし
1時間で36km、つまり60分間で36000m進むと
ドク
うんうん
さとし
だから1分間、60秒で36000÷60=600m進むでしょ
ドク
そうじゃそうじゃ
さとし
だから1秒間では600÷60=10m。秒速10mだね
ドク
正解じゃ
さとし
余裕だね。それじゃあ今日はこれで
ドク
待つんじゃ
さとし
ちっ
ドク
今の式では
・1000をかける(km→m)
・60で割る(時速→分速)
・60で割る(分速→秒速)
と3回計算したのぅ
・1000をかける(km→m)
・60で割る(時速→分速)
・60で割る(分速→秒速)
と3回計算したのぅ
さとし
まぁそうだね
ドク
3回も計算するとミスもしやすいし時間もかかる
さとし
まぁそうだね
ドク
そこでじゃ。これを覚えるのじゃ
さとし
÷3.6?
ドク
そうじゃ。時速の時の単位はkm、秒速の単位の時はmになっているところがポイントじゃ
さとし
÷3.6はどっからきたの?
ドク
最初に立てた式は
「時速(km)×1000÷60÷60」
じゃったのぅ?
「時速(km)×1000÷60÷60」
じゃったのぅ?
さとし
そうだね
ドク
これを計算していくとこうなるんじゃ
さとし
うわっめんどくさ!
ドク
割り算をかけ算に直して分数で計算していくのがポイントじゃな
さとし
難しいよ
ドク
それは日ごろの計算練習をサボっているということに他ならん
さとし
ちっバレたか
ドク
難しかったしてもとりあえず暗記するじゃ。秒速から時速への変換方法と合わせて再度載せとくぞぃ
さとし
秒速から時速にする時にはかけるんだね
ドク
そうじゃ、これは式を変換していくとじゃな
さとし
もういいよ、疲れた。じゃ
ドク
・・・あぅ
秒速(m)から時速(km)へは
秒速(m)×60×60÷1000です。
興味のある方はこの式が「秒速(m)×3.6」に変わることを確認してみましょう
まとめ
以下2つを暗記しましょう。素早く正確に解くためです。
・時速(km)÷3.6=秒速(m)
・秒速(m)×3.6=時速(km)
式の変換が難しいという人は、しっかりと計算練習に励みましょう。
ドク
次回は通過算の基本的な考え方についてみていきます